先日、「古代東国文化サミット」を開催しました。
5回目となるこのサミットですが、今年の会場は「黒井峯遺跡」でした。

この遺跡には、1,500年前の榛名山の噴火で2mも積もった軽石の下に、馬の生産地として栄えていた群馬の生活がそのまま残されています。

上毛野(かみつけの)と呼ばれた当時の「群馬」は、最先端産業とされた馬の生産で高い技術力を誇っており、繁栄の様子を今に伝える黒井峯遺跡は、県民にとってもそのルーツを探ることのできる貴重なものです。

サミットでは、地元の小学校の皆さんが創作劇を披露してくれたり、国内外の考古学の専門家による国際シンポジウムも行われました。小学校の皆さんが一生懸命に練習してきた創作劇は、平和に暮らしていた黒井峯の人たちが、故郷を捨て避難する様子や、たび重なる自然災害に力をあわせて立ち向かう姿が緊迫感をもって伝わってくるものでした。

シンポジウムでは、黒井峯遺跡が国際的にも非常に価値の高い遺跡であるということが紹介されました。
そして、こうした価値を地域の人たちが十分に理解した上で、自分たちの地域づくりに生かしながら、世界に情報発信していってほしいというお話しがありました。

群馬県には、古代東国の中心地として栄えた当時の文化遺産が各地にあります。
それぞれの地域で、こうした活動の輪が広がっていくことを願っています。