障害者リハビリテーションセンターの新棟が完成し、先日、記念式典を執り行いました。
これまでの施設は昭和50年に開所したものですが、センターが県立施設として担うべき役割を見直すとともに、入所者の生活環境を再構築するため、計画的かつ段階的な整備を進めてきました。

振り返りますと、平成24年9月にセンターを訪問した際に、様々な課題を痛感しました。当時、障害の多様化、重度化やノーマライゼーションの理念の普及を背景として、より専門的なサービスの提供と、様々な状況に応じた適切な支援が求められていました。
そのような中、センターが設立初期のように先駆的な役割を果たせなくなっていることや、施設の老朽化により、利用者が安心・安全な生活環境の中で、心豊かに暮らすことが難しくなっている状況に、とても心が痛みました。

新棟は、医療的ケアが必要な重度障害者の生活支援や、専門的リハビリ訓練が必要な高次脳機能障害者の社会復帰の支援といった機能の強化を図っています。
人材育成も含め、県内の障害福祉施設の中核として重要な使命を果たしていきたいと考えています。

式典では、昭和51年から入所されている利用者代表の方から、「もうすぐここで生活できることを思うと、うれしい気持ちでいっぱいです。」とのご挨拶をいただきました。

これからも、障害の有無に関わらず、誰もがお互いを尊重し、共に暮らすことができる社会の実現のための取り組みを続けます。