展示会や学術会議などのコンベンションは、企業のビジネスチャンスを拡大して新たな産業の創出を促します。また、交流人口の増加による新たな経済需要や、若者や女性の雇用の創出など、県内各地に幅広い経済効果をもたらすことも期待されます。

人口減少社会にあって、本県の拠点性が高まるこの時機に、「人・もの・情報」の流れを生み出し、新たな都市力を生み出す拠点となるコンベンション施設を整備したいと考えています。

高崎競馬場跡地の利活用については、これまで、県民アンケート、有識者検討委員会、県議会における幅広い議論、さらには、経済界や大学をはじめとする県民の皆様との意見交換などを行ってきました。こうした取組を通じて、コンベンション施設についての議論が深まってきたと認識しています。

コンベンション施設の規模については、需要調査の結果では、1万平方メートル程度の展示場に大きな需要が見込まれること、また、展示会主催会社については2万平方メートル以上の需要もあることがわかりました。

また、2月に開催された「群馬県コンベンション推進協議会」では、「展示場は1万平方メートル程度を先行して整備することが望ましい」「早急に整備をして欲しい」といった意見をいただきました。

さらに3月には、県議会コンベンション対策特別委員会から、「展示面積の目標を2万平方メートルとすること」「1万平方メートルの多目的展示場を先行して整備する段階的整備の検討を行うこと」として、2020年の東京オリンピックまでの開業を目標に事業に取り組むよう、提言をいただいたところです。

これらを踏まえ、当面は、充分な需要があり、大きな経済効果が見込まれる1万平方メートル規模の多目的展示場を先行して整備するのがよいのではないかと考えています。そこでしっかりと「人・もの・情報」の流れをつくって、まずは、その地域や県内に大きな経済効果がもたらされるように取り組んでいって、その上で、利用状況も踏まえて、さらなる増設について判断していきたいと思っています。

以上の考え方に沿って、新年度にコンベンション基本計画の改訂作業を進め、その中で、建設事業費、事業スケジュール等も含めて明らかにしてまいります。